超高齢社会のお買いものをなめらかにするためのエイジテック/フィンテックサービスを提供するKAERU株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岡田 知拓、以下 KAERU)は、セコム暮らしのパートナー久我山(※1)と連携し、一人暮らしのご高齢の方のお買いもの体験を豊かにするため、2022年9月27日~2022年11月30日の期間で、実証実験を開始したことをお知らせいたします。
厚生労働省が行った国民生活基礎調査の結果によると、日本国内での一人暮らし世帯は1529万2,000世帯で全世帯の29.5%に上っています。加えて65歳以上の方のみ、もしくは65歳以上の方と18歳未満の方で構成される「高齢者世帯」が全世帯の29.0%で過去最多を記録しています。このような状況下、一人暮らしをされているご高齢の方の「より楽しくお買いものをしたい」という需要は今後もますます高まるのではと予想されます。
KAERUでは2022年5月からお買いものアシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」の提供を開始し、ご高齢の方のお買いものをサポートしています。
今回の実証実験では、セコム暮らしのパートナー久我山協力のもと、日頃から現金でお買いものをされている一人暮らしのご高齢の方に、KAERUを通したキャッシュレスにより、さらに便利なお買いもの体験をしていただくことを目的にしています。加えてコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」(※2)を通した声かけにより、お買いもの体験をより豊かに、充実させていただくこともねらいとしています。
コミュニケーションロボットBOCCOを導入している世帯を対象に、約1ヶ月の実証実験期間を予定しています。
KAERUを実際にご使用いただき、実証実験期間前のお買いもの体験とどのような違いがあるか等を検証いたします。
また、お買いものに関するBOCCOとのコミュニケーションの変化も検証予定です。例えば対象者の方がBOCCOにKAERUのチャージ残高を聞いた際、BOCCOが残高通知をしてくれます。その他、BOCCOが「お買いものお疲れ様!」「今日は何を買ってきたの?」といったコミュニケーションもいたします。
※1**【「セコム暮らしのパートナー久我山」について】**
2015年4月、超高齢社会の課題解決、ご高齢の方や家族の困りごと実態を把握するべく暮らしの相談窓口「セコム暮らしのパートナー久我山」を開設。
開設以来、1万件を超える暮らしの困りごとに対応し、その知見をもとに新サービス創造に努めています。
2018年から、セコム暮らしのパートナー久我山のスタッフによるコミュニケーションロボット「BOCCO」を通じた“定期的な挨拶”や“状況にあわせた声かけ”を行うトライアルサービスを提供開始。ご高齢の方が抱える服薬や孤独といった課題の解決、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)維持・向上を目指しております。
セコム暮らしのパートナー久我山について:https://www.secom.co.jp/kurashi-partner/
※2**【コミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」<ユカイ工学株式会社>について】**
スマートフォン用アプリを使って、メッセージのやりとりができる特徴を持つロボット。アプリからテキストや音声でメッセージを入力すると、家にあるロボットが再生し、ロボット側から録音をすると、アプリでメッセージの確認ができるなど、家族でのコミュニケーション等で活用されています。
BOCCO公式ページ:http://www.bocco.me/